レイトン教授VS逆転裁判

 プレイ時間25時間ちょいでクリア。結構長く遊んでたなー。いや面白かった。久しぶりに "フル待った" してしまった。群衆裁判時の無イベント「ちょっと!」にすら結構な長セリフが仕込んであるし、ナゾとき諦めセリフを途中まで聞き逃してたことを後悔している。容疑者のシリアスな独白シーンの途中の真宵ボケが入るのとか、もう落語のような感動がある。2つのゲームが混ぜるために必然的に起きる世界強度低下、いやしっかり設定作ってはあるんだけど、とはいえカオスの入り込む余地があり、そこを十全に活かして遊んでる感じ。やっぱこのシナリオライター好きだなー。指摘しやすいアラの2つや3つはあるが、まあ遊んでて楽しい。こう、やっぱり逆転裁判は自由なように見えて結構現実の制約が厳しかったと思うのよ。シリーズ化してしまうと霊媒師設定すら「ちゃんと」の材料になってしまって。こういうお祭り単発はむしろ向いてるんだろうなー。双方からの登場キャラ最小限でオリキャラメインなのは正解と思う。そういえば3DSを発売直後に買ったのはこのゲームが出ると知ったからだった。よく見ればローンチだなんて書いてなくて発売されたのは1年半後だったが。買う前はレイトンパートが不安だった(食わず嫌いというか、なんか子供向け? みたいに思ってた)のだけれど、むしろ素晴らしかった。だるくなりがちな探偵パートを会話の面白みだけで乗り切るのではなく、結構な頻度でミニゲーム(パズル)を挿入して飽きさせない。あとなんだろう。真宵が萌えを解放してしまってる感ある。もともと恋愛要素一切なしで可愛さアピールもなしっていう珍しいヒロインで、そこが良かったのだが、で別に性格は変わってないんだが、3Dモデルと動きがなー、萌えさせられてしまう要素ある。良し悪しございますがまあ、あと音楽もいいですね。英国調もいいし魔法裁判、今回は特にアレグロが素晴らしいですね。お話ゲームとして、その楽しさ飽きさせなさの面において歴史に残るべき一作だと思う。しかしこんだけの規模のものをよく作るよなぁ。大作RPGと違って制作の規模が想像できるだけに、逆にリアリティを感じるというか。自動テストとか走らせてたりするのかなー。オルゴールは反則だよなー。DLCの設定資料とおまけシナリオはちまちま遊ぶとしよう。設定資料集買おうか迷う。

 安くなってるし2本買うともう1本の錬成素材にもなるわよ。おすすめよ。