実用的スマホ連携デバイス「Pebble」

pebble


 数多の屍を乗り越え、ついに現れた実用スマートウォッチ「Pebble」。モノクロ144x168という地味な画面に、かつて夢見たフィーチャがたっぷり詰め込まれてます。

  • 安い (国際送料込みで$99)
  • 軽い (38g)
  • 防水
  • 電池が持つ (4〜7日間)
  • 物理ボタン4つ (上、下、決定、キャンセル)
  • スマホから通知を受けて振動、内容表示
  • 既にエコシステムがある (公式充実、野良もいける)
  • アプリのインストールが簡単 (スマホから選ぶだけ)
  • アプリが作り始めやすい (ブラウザ上のIDEから実機転送できる)
  • アプリがスマホ経由でhttp通信できる (天気表示とかできる)

 などなど。ぐっとくるでしょ?

イベントのお知らせ

 で、これが気に入ったあまり、アプリ開発ハッカソンを開くことにしました。

 東銀座Pebbleハッカソン

 簡単なチュートリアルも行いますので、お気軽にご参加ください。いまからPebbleを買っても(多分)間に合います。

ちなみに

 主催の「ねとけん」は、ガジェット好きなインターネットおじさんたちが健康になりたくて立ち上げた団体です。会場借りる時にそれっぽい名義があると便利かなーと思って。今後もイベントを開催してゆく気持ちはあるので「いいね!」してね。

 本文と関係ないんですけど最近はもう「いいね!」経由の流入が一番多いっぽくて、でもコメントを見る手段がないんですよね。はてブみたいな感じで一覧できればいいのに。ザッカーバーグが発狂して全公開にしてくれんものか。Facebookは住む側としては快適だけど反応が数字でしか見られなくてPV時代に逆戻りで残念インターネットです。Twitterはマシだけど言い捨てが多いし読まれることを(半ば)前提としたはてブはいいよなぁ。アレだけど。やっぱなぁ。いいよなぁ。

*

 この記事はGunosyからが多かった。これも数字しかわかんないけど。

伸縮自在の不動産「Amazon Elastic Estate」

 ついにAmazonが不動産に進出。しかもAWSの一機能だ。物件スペックを指定しての新規インスタンス(住居)確保はもちろん、1DK -> 2LDK といったサイズ変更も可能である(面積増加は可能だが、削減の場合は若干の条件がつく)。APIの向こうで行われるのは引っ越しであるから秒単位とはいかないが、同一エリア内なら最短6時間で梱包・移動・開梱まで完了する。

 出勤中にスマホから間取り変更を指示すると、引越し先物件がサジェストされる。これをconfirmすれば、夕方には別の物件に帰宅することになる。元の鍵がそのまま使える。便利なのは "仮想住所" 機能で、配送業者に登録しておけば変更連絡なしに荷物が届く。電気ガス水道ネットといったインフラも承継してくれる。いくらクラウドが進化してもネットの中には住めないと思っていたが、何のことはない実世界をクラウドの範疇に含めてしまえば良かったのだ。

 っていうサービス始まらないかな。

Neptune Pineレビュー (開封編)

 さてRingが2ヶ月遅れで炎上らしいですが、私の手元には7ヶ月遅れでNeptune Pineが届きました。

 Neptune社からはこまめに状況報告メールが届いていました。FCCの承認が長いこと下りない中、CDMAモデルが削られる・ホワイトモデルも消える・防水加工すると発送が遅れる・遅めに出資した人は量販店販売より遅いロットになる、などなど多数の燃料が投下され、Kickstarterのコメント欄は大変よく燃えておりました。

 色々と不安にはさせられたものの、楽しい日々ではありました。本体到着までに届いた65通のメールは、いちいち隅から隅まで読んで一喜一憂しておりました。英語の勉強になったかもしらん。

 さておき開封の儀です。びよーん。

 開けたところ。説明書をどけると...

 本体と御対面。「小さい!」という印象。

 取り出してiPhoneと並べてみた。

 本体背面。

 本体上部にmicroUSB、microSIM、ベルト端子?

 右側にイヤフォン穴とスピーカがあります。

 左側には電源ボタンとボリュームボタン。

 下部の溝はベルト固定用です。

 本体を取り出した下にはアクセサリ類。

 ベルト、電源アダプタ、USBケーブル、イヤフォン。

 時計型なんでベルトがついてますが...

 ごつい。私は単に小さなAndroidとして使うつもり。

 電源On。

 カードと大きさ比較。

 スマートフォンとしては小さくて可愛い。

 今日はここまで。
 

 

その後

 
 簡単にまとめると「液晶は10年前のガラケー、中身は2年前のAndroid」です。懐かしい外見だけど今どきのアプリがぬるぬる動く。この違和感は面白い。

 「2.4インチQVGA」って割と一時代を築いてたんですよ。

 京ぽんが2.2インチ、WX320Tが2.4インチのQVGAでした。

 

凍る本

 Amazonで、ある本のレビューに「たまにフリーズする」と書いてあった。

 おそらく紙の話ではなく、作りの悪いデータが、脆弱な電子書籍リーダーをハングアップさせてしまったのだろう。あるいは「某組織に恨みを持つePub工が、関連本に攻撃的なデータを仕込む」なんて犯罪が既に起きてるのかもしれない。より致命的な脆弱性が見つかれば、デバイスに任意の動作をさせられるだろうから、例えばKindleで構成されたボットネットだって作りうるだろう。あとは「文学少女にだけ自動配布される呪いの本」とかどうだろう。201X年のlain続編には文系プログラマの姉と電子工作ガチ勢の妹が出てくると思う。

iPhoneは最初のスマートフォンではない

たまに誤解してる人を見るけど、スマートフォンという概念はiPhoneよりも古い。

アップル「iPhone」はただのスマートフォンではない

http://www.atmarkit.co.jp/news/200701/10/iphone.html

2007年1月のiPhone発表当時の記事。「ただのスマートフォン」が存在していて、その上でそれを超えるものだ、と表現されている。

MaciPod+携帯でスマートフォン超えを目指す「iPhone

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0701/10/news010.html

その半年前にはこんな表現もあった。

ウィルコム(シャープ)W-ZERO3の登場で俄に活気づいたスマートフォン市場。

http://www.kanshin.com/collection/989480

この時点での代表的なスマートフォンはWindowsMobile、BlackberryTreoあたりか。懐かしいですね。

iPhoneにより起きたのは、スマートフォンという言葉が「板を撫でるやつ」を指すものに変わったこと。

スマホって略称が定着したのは更に数年後な気がする。スマフォと混在してる時期もあった。

無用な午前始業を痴漢支援と認定する

 満員電車は本当にたくさんの人を不幸にしているし、せめて企業や学校の始業時間をバラせないか。11時開始にできる組織が2割もあれば混雑はだいぶ緩和されるだろう。子供を7-9時の混雑電車に乗せさせるなんて人道に反してるレベルなんだし、強い理由もなく9-10時スタートにしてるような組織は、いっそ痴漢支援企業/学校として認定してしまうのはどうか。